ママが派遣で働くとき、メリットとしては「残業がない」「給与が高め」「仕事を探さなくても紹介してくれる」ことなどがあります。このように育児と両立して働くには派遣は都合がいいことが多くあるのです。しかし、派遣で働いていたママが妊娠したとき、正社員のように産休や育休は取得できるのでしょか。

一般的に育休を取得するためには条件があります。その条件を満たせば産休育休は取得できます。しかし派遣会社は会社との直接雇用ではなく派遣会社を介しての間接雇用になります。そのため条件を満たしても育休を取得できるのか不安に思うところだと思います。

ここでは派遣会社で働くママが育休を取得するための注意点と育休を取得できる派遣会社の転職のコツを詳しく解説していきます。

派遣会社は産休・育休が取得できる?

派遣会社が育休を取得できるかどうかですが結論から言いますと派遣社員であっても条件を満たしていれば産休と育休は取得できます。産休・育休は法律で定められているため雇用形態に関係なく誰でも取得が可能です。以下は厚生労働省による産休育休の案内になります。

実際に私の子供の保育園のママは派遣会社で働いており、1年間育休を取得していました。そして1年間育休を取得したのち、また同じ派遣会社で復帰していました。しかし派遣社員は育休前に働いていた職場とは違う職場になってしまうことは多くあるそうです。

派遣社員は紹介元の会社との契約を3カ月、6カ月と更新されて最長3年までは同じ職場で働くことができます。しかし育休を取得すると契約が3年未満であっても育休明けで違う職場になることがほとんどです。紹介元の会社も人手が欲しいため同じ派遣社員を育休復帰まで待つことはなく、すぐに違う派遣社員を配属しますのでそこは仕方ないです。

そのため派遣社員は育休取得したのちは同じ職場には戻れないため育休復帰はまた違う会社で働くことを知っておく必要があります。

このように派遣社員が仕事復帰する際は、全く違う職場になるため働く条件などを派遣会社の担当者にしっかり伝えておくことが大切になるます。そうすることで復帰した際もなれない職場でも育児と両立しながら働くことができます。

派遣社員が育休を取得できる条件とは

では派遣社員が育休を取得するためにはどのような条件をクリアすればいいのでしょうか。まず産休は労働基準法で定められた制度で産前産後休暇があるのですが、請求すれば派遣社員であっても取得は可能です。ただし産休開始予定日の(出産予定日の42日前)に派遣契約中であることが取得条件となります。

そのため産休前に派遣の契約が切れてしまうと取得できませんので注意が必要です。しかし派遣社員の契約は3ヶ月、6ヶ月ごとに契約更新されて最長3年まで働くことができますので、ほとんどの派遣社員は産休予定日に契約が切れることはないでしょう。

また育休は、育児・介護休業法で定められた制度であり一定の条件を満たせば取得可能です。育休取得の条件については以下の通りです。

  • 子が1歳6カ月になる日まで労働契約の満了が明らかでないこと
  • 週に3日以上働いていること
  • 子供が1歳になった後も引き続き雇用されることが決まっている

また以下の条件に当てはまる人は育休取得ができないので注意が必要です。

  • 雇用期間が1年未満⇨撤廃
  • 1年以内に雇用契約が終了する
  • 所定労働日数が週2日以下

しかし2022年4月から法改正が行われ事業主に引き続き雇用された期間が1年以上であることが撤廃されました。このことから派遣社員でも育休を取得しやすい環境になっています。以下は厚生労働省の産休育休の案内になります。

このように派遣会社であっても条件を満たしていれば育休取得は可能です。しかし派遣会社の担当者が育休制度に詳しくなかったり、育休取得に消極的な場合もあるようです。そのため育休取得するためには大手の派遣会社を選ぶことや育休取得をアピールしているような派遣会社を選ぶことが大切になります。

派遣社員が育児休暇給付金をもらうための注意点

派遣会社の雇用保険に入っていて条件を満たしていればハローワークで認定を受けることで育児休暇給付金は受け取れます。育休開始から180日までは休業開始前の給与の67%、それ以降は50%になります。これは派遣社員であっても正社員であっても同様です。

保育園に入所できないなどの理由で育休を延長した場合はその期間も支給対象になります。また支給の条件は以下の通りになります。

  • 育休開始前の2年間で賃金支払いの基礎となった日数が11日以上ある月が12カ月以上あること
  • 雇用保険の加入
  • 1歳未満の子供を養育するための休業であること

このように雇用保険に加入していることは最低条件ですが、他にも2年間で11日以上働いた月が12ヶ月以上必要です。そのため週3日以上は働いていないと育児休暇給付金はもらえないということになります。派遣会社に登録していても実際に契約し派遣先で働いていた日数になりますので、派遣会社に登録していただけでは条件は満たしませんので注意しましょう。

派遣社員で産休育休が取れなかった?!育休が取れる派遣会社の選び方

派遣社員であっても産休・育休は取得できますが、実際には産休・育休を取得できずに退職したママもいるようです。しかし私の保育園のママは産休育休を取得して復帰し今でも働いています。派遣会社でも産休育休に詳しくなく、取得はできないと言われるパターンもあります。そのためその派遣会社が実際に産休育休を取得できるのかを確認することが大切になります。

では育休取得が実際にできる派遣会社とはどのように選べばいいのでしょうか。育休が実査に取得できた派遣会社は以下になります。

テンプスタッフ

  • 福利厚生が充実している
  • スキルアプ支援がある
  • 仕事紹介から就業中まで担当者がサポート

実際に育児休暇を取得実績もあるので安心です。派遣社員であっても正社員と制度に変わりはありませんので福利厚生が充実しているといえます。育休取得がしたいママにとってはオススメの派遣会社になります。

       テンプスタッフのサイトはこちらから

アデコ

  • 出産祝い金5万円あり
  • 保育サービスの割引制度、育児相談サービスあり
  • 豊富なキャリアサポートがある

アデコも実際に育休取得実績がありママにオススメの派遣会社になります。時短勤務や在宅など自分にあった働き方ができます。

         アデコのサイトはこちらから

まとめ

派遣社員だから育休や産休は取得できないだろうと考えている方は意外と多いです。私の保育園のママも育児休暇が取得できたことを少し驚いたように私に報告してくれました。その方は派遣社員は育休取得できるとは思っていなかったようです。

そのため派遣会社も積極的に育休を取得できるような会社ではない場合、育休が取得できるとは知らずに退職を選んでしまうといったことにもなりまねません。そのためママ自身が育休制度に詳しくなり、しっかり申請して育休取得できるようにすることも大切です。

しかしそうはいっても会社自体が育休取得しにくい環境であることもあります。例えばその派遣会社では育休取得をしているママがいなかったり担当者が育休制度に詳しくなかったりすることもあります。そのため派遣会社は育休取得実績があったり積極的に育休を取得をアピールしている派遣会社を選ぶことが重要になります。