時代の流れとともに在宅ワークに移行する企業がいま増えています。政府の働き方改革も後押しして、小さな子持ちママも在宅ワークに転職をしたいと考えている人は多いです。

在宅ワークのメリットとしては「通勤時間がなく子育ての時間を確保できる」「隙間時間を使える」ことが挙げられます。このように出勤するよりも在宅ワークの方が育児との両立がしやすいといえます。

しかし、いざ転職しようと考えても「在宅ワークの求人の探し方がわからない」「イメージができない」といった方がいます。求人数でいえば他の出勤の求人と比べれば少ないのも事実です。

それではママは在宅ワークに転職することは難しいのかというと、そうともいえません。「自分の専門スキル」「未経験であること」を絞って探せば求人は見つかります。ここでは在宅ワークでの子育ての両立法・在宅ワークへの転職の求人法について詳しく解説していきたいと思います。

正社員で在宅ワークフルタイムがおすすめな理由:小1の壁も乗り越えられる

在宅ワークに転職する理由として「通勤時間の削除」「育児子育てと仕事の両立」「自由に使える時間の増加」などが挙げられます。その中でも子育て世帯にとって時間の確保は重要です。同じ時間勤務していても育児に使える時間が増える在宅ワークは、育児と両立しやすいといえます。

なお「正社員の在宅ワークフルタイム」はしっかり稼げて育児との両立を図れるため、おすすめの働き方になります。例えば私の知人は小学校低学年の子供がいますが、在宅ワークで学童に預けながら働いています。通勤時間がないため朝はゆっくりでき、夕方も子供の宿題を見る余裕があるといっていました。さらに正社員ですので、看護休暇や出産して育児休暇も取得できていました。

また公立の学童しかない地域では、警報でのお迎えや休校・学級閉鎖にも対応しなければなりません。在宅ワークでは小学校1年生の壁といわれるこの「宿題をみること」「警報時の休校」に対応しやすいといったメリットもあります。

そして子供の年齢が上がるとさらに楽になり、小学校4年生の壁(学童が終了することや学習面の遅れ)にも対応できるでしょう。小学校の高学年にもなると自分のことは自分でできますし、親が介入することも減ってきます。また学童が終了し、夏休みなど長期の休みの場合は親が出勤して家にいない場合と在宅ワークしている場合とでは、後者の方が何かあったときに対応しやすいです。

このようにママの転職では在宅ワークフルタイムが圧倒的にオススとなります。ただし0歳児などの乳児のママは子育てに手がかかるため通勤時間が短いことが条件ではあるものの、時短の方がいいこともあります。

そのため両方の制度が利用できる求人ならなおいいでしょう。例えば以下のような求人がそれに該当します。求人数は少ないものの在宅ワークと時短制度の両方ありますので、子供に手がかかる時期は時短勤務も併用できる求人となります。さらに未経験可能でありママ歓迎の求人であることをアピールしていますので、制度利用もしやすいでです。また少し大きくなればフルタイムへ移行することもできますのでライフスタイルにあった働き方ができます。

在宅ワークは家での育児と両立できる?

在宅ワークは育児と両立ができるかというと、保育園や学童に入園すれば出勤するよりもはるかに両立ができるといえます。ただし、在宅ワークだからといって保育園の入園をしなかったり、退園して家でみたりすることはおすすめしません。

あくまで仕事と育児は分けるべきであり、在宅でも仕事に集中できる環境づくりは必要です。ここでは在宅ワークをする際に育児と両立するために気をつけるべきポイントを以下にまとめています。

  • 保育園に入園・子育てに理解のある職場選びは必須
  • 急な休みの取得・納期の確認は重要

では順に解説していきます。

小さい子供を家でみるのは無理!保育園入園・子育てに理解のある職場選びは必須

テレビCMなどでは、在宅ワークをしながら小さい子供と目を合わせニコリとしている映像をよくみかけますが、実際はありえません。以下の写真は小さい子供がいるときに、私がパソコン作業をやろうとしたときのものです。このようにすぐにパソコンに興味を持ち膝の上に座り仕事になりません。そのため子供が寝入ってから夜な夜な仕事をすることになります。しかし在宅だから子供は家でもみれると考えている人が多いのも現状です。

このことから在宅ワークに転職する際には、子育てに理解のある会社を選ぶことが大切になります。そして保育園や学童保育の利用も必須です。小学校低学年は平日は学校に登校していますが、夏休みなどの長期休暇は仕事をしながら家でみるのはなかなか難しいです。

例えば私は小学校低学年の子供を夏休みに家でみたことがあります。毎日「公園に行きたい」というため一緒に付き添いますし、昼ごはんの準備もあります。このように私の地域では防犯上、低学年の子供だけで公園に遊びにいくといった家庭はほぼないため長期休暇は子育てに追われることになります。そのため学童や保育園入園は必須ということになります。

しかし、ここで注意しなければならないのが、保育園申請の点数については居宅内勤務(在宅ワーク)だと点数が下がる自治体があるということです。すでに入園している場合は転職時に点数が下がると退園になる可能性がありますので、住んでいる自治体に確認が必要です。

例えば私の住んでいる地域の場合は、転職して在宅ワークになると居宅内勤務となりフルタイムでも点数は下がりますが退園にはなりません。しかし点数が低くなるため保育園入園には不利になるといえます。以下は私の自治体の保育園入園の点数表になります。居宅内就労と居宅外就労のフルタイムのみ抜粋して表にしています。このように同じ条件でも点数が10点も違いますので、保育園に入園している場合は注意が必要です。

また在宅ワークといえど子供の行事の出席などでお休みの取得は必要です。そのため育児に理解のある職場を選ぶ必要があります。例えば以下のような求人ならいいでしょう。このようにリモートワーク ですが、子供の行事で休暇を利用できる求人で子育てに理解があるといえます。このような求人であれば休みも取得しやすいです。

在宅ワークで子供の看病は意外と大変:急な休みの取得・納期の確認は重要

在宅ワークでは子供が熱を出し急な呼び出しがあっても、出勤して働いている場合より対応しやすいことは事実です。しかし在宅だから家でみれるというわけではありません。

子どもの胃腸炎などは下痢嘔吐で機嫌も悪く看病に追われますし、夜もしっかり寝てくれません。熱の場合も同様で機嫌が悪くて看病は大変です。小学生ならまだ大人しく寝ていてくれるかもしれませんが、下痢嘔吐では同様かもしれません。以下は私の子供が小さい時に発熱で保育園をお休みしたときのものです。

スヤスヤと寝ていますが、寝入るまでに機嫌も悪くなかなか寝てくれませんですた。子供が病気になるとぐずって世話が大変なのは、小さな子供がいるママはよく体験することです。

例えば、私の経験ですが感染性胃腸炎にまず長女が感染し、順に兄弟全員、最後に私が感染したということがあります。家族全員が完治するまでに1週間以上かかりました。このように兄弟がいる家庭では、順に病気にかかっていくといったことはよくあることです。

このように全員が治るまで家で仕事をしながら看ていては体力が持ちません。そこで、「急性期は病児保育に預ける」「病後の完全に治癒するまでは家庭で看る」「看護休暇を取得する」といった対応が必要です。

また納期がある場合も多いですのでそれに間に合うように看病と仕事はきっちり分けるべきであり、病児保育の登録や親に頼るなど準備は必要であるといえます。何日も休むなら納期に余裕があるか、また休暇をちゃんと取得できる職場であるかも重要になります。例えば以下のような求人ならいいでしょう。webデザインの求人になりますが、フルリモートワークで子育てママも在籍しています。急な休みにも対応できるので病気の看病にも休暇取得ができるため安心です。

IT・SEやデザインなどの専門職は在宅ワーク求人が豊富

では、どのような求人なら在宅ワークで転職ができるのでしょうか。圧倒的に求人数が多いのはIT・SE・デザイン系になります。そのような経験があれば在宅ワークは転職しやすいといえます。例えば以下のような求人です。このような求人は検索すれば比較的よく出てきます。在宅ワークはママの在籍率も高く、IT・SE・デザイン系の経験がある方は年収もしっかり稼げる傾向にありますので、転職を有利にすすめることができるといえます。

それでは上記のような求人でなければ在宅ワークはできないかというと、そうではありません。在宅ワークをしている会社は働き方改革や時代の流れで年々増加しています。例えば私の知人は貿易系の会社ですが在宅ワークを導入して現在は完全在宅ワークに移行したといっていました。

このように職種は関係なく探せば求人はあります。ここでは在宅ワークに転職する際の求人について以下にまとめました。

  • 未経験でも可能な求人・ねらい目は事務系
  • 長い目でみて考えるスキルアップできる在宅ワーク求人

では順に解説していきます。

未経験可能な求人は意外と多い・狙い目は事務系

在宅ワークに転職したいと考えているが「資格やスキルがなく未経験では転職できない」と考えている方は多いです。例えば私の知人は転職する際に、在宅ワークを探していましたが「スキルがないと求人はない」と諦めていました。

しかし未経験でも可能な求人は事務系を中心に探せば意外とあります。例えば以下のような求人です。このように経理事務の求人ですが未経験可能です。在宅ワークや時短も選べますし、フルタイムであっても9時から開始ですので保育園に預けてから仕事を開始することも可能です。

さらに事務系やデータ入力中心の求人は最初から在宅ワークができる求人もあります。しかし私の知人は会社の人とコミニュケーションが取りづらくすぐに辞めてしまったといっていました。最初から在宅ワークでは確認作業や聞く相手もいないため、つまずきやすいというデメリットもあります。

しかしチャットなどで丁寧に指導してくれる職場もありますので、確認することが大切です。例えば以下のような求人であれば安心といえます。

未経験での在宅ワークですが、チャットや電話で確認できることをアピールしている求人になります。このような職場であれば、わからないことも確認しやすい環境であるといえます。

このようにサポート体制がしっかりしているかどうかも仕事を続けていく上で大切ですので、求人や面接時の確認は重要です。サポートがあまり期待できないのであれば、最初は出勤してしっかり仕事を覚えてから在宅ワークへ移行する方法もありますので検討してみるといいです。

長い目で見て考えるスキルアップできる在宅ワーク求人

在宅ワークに転職でき育児と両立ができればそれだけでいいのかというと、そうではありません。その後のやりがいやスキルアップといった先のことも考えておく必要があります。なぜなら子供が成長して育児が落ち着いてくると、そういったものを求めるようになるからです。

せっかく在宅ワークに転職できても、自分と合わない仕事やスキルアップできなければ途中で飽きてしまうかもしれません。例えば私の知人はデータ入力の派遣社員で転職しましたが、仕事内容が合わずにすぐに転職したといっていました。

在宅ワークをすることだけを考えていては、このようなことが起こります。そのため、その後のスキルアップも考慮して転職できれば最適ということになります。例えば以下のような求人であればいいでしょう。このように未経験からでもリモートワーク 可能でキャリアアップできることをアピールしており、子育て世代もいるため育児に理解もある職場になります。終了時間が18時半となっていますが時短制度も利用できるためお迎えにも間に合います。

まとめ

在宅ワークに転職したいママは、在宅ワークを導入する企業の増加とともに増えています。しかし在宅ワークをする前に子供の急な休みの対処法や看病についてしっかりとした準備が必要です。

例えば私の知人で在宅ワークをしているママだと昼は子供の看病、夜は仕事で「自分で全てやるのは無理」といっていました。納期に多少余裕があるならそれでも乗り越えられるかもしれませんが、余裕がない場合は看護休暇の取得や相談できるような育児に理解のある職場を選ぶ必要があります。

なお在宅ワークの求人は探せばありますので、求人数が少ないからと諦めるのはもったいないです。在宅ワークは子育て制度とは違い子供の年齢に関係なくずっと制度利用ができるというメリットがあります。そのため子供の成長とともにライフスタイルが変わっても育児との両立がしやすいといえます。

時短制度も3歳までの職場が多いのが現状ですので、長い目でみても在宅ワークに転職をした方がメリットは大きいです。諦めずポイントを絞って探すことで自分にあった職場がみつかります。

 

 

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