ワーママが子育てとの両立が困難であったり、キャリアアップしたかったりする場合、転職を考えることは多いです。
そのとき悩むのが転職のタイミングであり、子供が小さいときなどは特に注意が必要です。
なお、転職のタイミングを間違えると転職をしても子供の熱で呼び出されたり、育児との両立で悩んだりすることがあります。
そのためママの転職のタイミングは、子供の状況はとても大切になります。ここではワーママの状況別での転職のタイミングと転職のスケジュールについてそれぞれ解説していきます。
もくじ
ワーママの転職のタイミングはいつがいい?転職しやすいベストタイミングとは
今から子供が欲しい方や子供がいるが転職をしたい人にとって、いつ転職するのかを迷うことは多いです。それぞれの状況によって転職のベストタイミングは違います。
例えば結婚をしたときに転職を迷うときは、すぐにでも転職をした方がいいです。子供がいる人の転職は子供がいない人に比べて採用されることが難しくなるからです。
そのため子供ができてからの転職はタイミングを考えた方がいい場合があります。例えば子供を保育園に預けて間もない場合、1年間はよく熱を出すためかなり子供も不安定です。その時に転職をしてしまうと転職早々に仕事を休まないといけない事態になりかねません。
一方、保育園にも慣れて園をあまり休まなくなってからの転職はママのタイミングでいつでも転職ができるといえます。
ママの転職のタイミングについては主に以下のものがあります。
- 育児と両立できる職場で妊活をしたいとき
- 時短が終了するとき
- 3歳〜5歳以上で子供が熱をあまり出さなくなったとき
- 小学生に上がったとき
- 学童保育が終了する時期
このように転職をするタイミングについてそれぞれ詳しく解説していきます。
妊活中で転職がしたいママの転職のタイミング
転職のタイミングで迷うのが妊活中での転職です。妊活中で転職をしてしまうと転職先ですぐに妊娠はしにくいため、今の職場で妊娠する方がいいのかと迷う方は多いです。
もちろんいまの職場の慣れ親しんだ環境で妊娠・出産をした方がいい場合もあります。しかしそれをしてもいいのは「育休が取得できる」「育休明けに育児と両立ができる」職場の場合のみです。
育休明けで時短勤務が取れなかったり育児と両立できなかったりする場合、そのときにまた転職を考えなければなりません。なお、小さな子供がいるママの転職はハードルが上がります。
なぜなら企業側は小さな子供がいるママの場合、仕事に制限があったりすぐに休みをとったりするため敬遠しがちになるからです。一方、妊娠前であれば子供がまだいないため転職も比較的しやすくなります。
そのため、今の会社にいても育児と両立が困難であることがわかっている場合、妊活中であっても転職する方がいいです。転職後は慣れるまで働いた方がいいですが、育児休暇が取得できる条件(入職して1年以上)になった段階で妊活を再開すれば問題ないでしょう。
育児休暇は妊娠期間を含めて1年間の就労をしていれば取得できますので、そこまで待てるという場合は妊娠前の転職をお勧めします。その場合、育休はもちろん時短制度がしっかり取得できる職場でなければいけません。
せっかく転職をしても育休や時短が取得できなければ、また転職を考えることになりかねません。例えば以下のような求人であればいいでしょう。
事務の求人になりますが、このように育休取得・時短取得実績がある職場であることが重要です。制度は設けてあるものの、実際に取得できない職場では意味がありません。そのため求人では必ず取得実績があるかどうかを確認することが大切です。
産休・育休が取得できる職場についてはこちら
時短勤務が終わるタイミング
では次に子供の時短勤務が終了するタイミングでの転職です。これは会社規定によりますので、3歳であったり小学校就学前であったりします。以下は会社で利用可能な時短勤務の期間です。時短勤務の期間は3歳までと小学校入学以降・小学校入学まで設けている企業が多いです。小学校入学以降も時短勤務ができるのであればいいのですが、3歳までや小学校入学までの場合、育児との両立や小学校の壁を理由に転職をするママは多くいます。
時短勤務が終了するとフルタイムになりますので「残業が多い」「フルタイム勤務事態辛い」と思うママは多くいます。
今まで時短勤務のおかげでお迎えや家事ができていたため、フルタイムになると育児と両立ができないと感じる方はたくさんいます。
そのため残業が少ない職場や育児と両立しやすい職場へ転職する場合があります。子供が3歳以上や小学校に上がる前であれば子供が熱を出す回数も減ってきていますので、この時期も転職するのにはいいタイミングであるといえます。
また時短勤務が終わるタイミングで転職をする場合、時短正社員という働き方もあります。スタートアップ企業やベンチャー企業では比較的求人もあります。そのため時短勤務を続けていきたいママは時短正社員という働き方もあるので求人を探してみるといいです。
ただし、時短正社員は即戦力を求められることが多いため、未経験の分野では難しいのも事実です。例えば以下のような求人があります。
金融業界の経験があれば6時間勤務で正社員が可能です。時短正社員の雇用であるため最初から時短勤務をすることができます。また小学生に上がっても時短勤務ができますので育児と両立して小学生の壁にも対応できます。
時短勤務で転職したい方はこちら
3歳から5歳は熱を出さなくなるので転職しやすいタイミング
なお3〜5歳で保育園にも慣れてくると熱も出さなくなることが多くなります。この時期も転職をするにはいいタイミングとなります。
保育園に行きだして1年間は熱を出す回数がとても多いです。例えば私の子供は1週間熱を出して休んだ後、2日保育園に通って次は胃腸炎にかかって休むといったことがありました。
そのため月の半分も保育園に通えなかったこともあります。このように保育園に行き出した0〜3歳までの乳幼児はあらゆる病気をもらってきます。しかし1年もすれば大幅に休む回数も減少し、3歳以上になると病気になるのも年に数回くらいになりました。
入職早々に子供の病気で早退や急な休みを取ることは気を使いますので、子供が病気にかかりにくくなったタイミングで転職することが大切です。
しかし、どうしても育児と両立が困難でいますぐに転職が必要な場合もあります。その時は家族の協力を得る・育児サポート(病児保育やベビーシッター)を利用するなど対策をすれば転職もできますので諦める必要はありません。
育休中での転職についてはこちら
育休明けでの転職についてはこちら
小学校1年・4年の壁を乗り越えるための転職法
小学校1年生になるときと小学校4年生のタイミングで転職をする場合があります。これは小学校入学前に1年生の壁(預かり時間が短くなることや宿題を見るなどの環境の変化)に対応するためや時短勤務の期間が切れるためです。
また小学4年生の壁は地域によっては学童保育が終了するタイミングであり、この時期も転職をするママはいます。
小学校以上になっていれば、熱で休む回数も大幅に減ってきますし、自分のことは自分でできますので、仕事の幅も広がってきます。そのため転職するにはいいタイミングであるといえます。
では小学生以上の転職ではどのようなことに気をつけていかなければならないのでしょうか。例えば小学校1年生の壁に対応できる職場であるかということです。
小学校に上がると4月から新しい環境になるため精神的に不安定になる子もいます。また朝が8時ごろの登園になったり、学童保育の預かり時間が保育園よりも短くなったりすることもあり、朝が早かったり残業が多い職場では対応できない場合があります。
学童保育の注意点についてはこちら
また4月は学校が始まるまでは学童保育に通うことになります。学校が始まっても給食が始まるまで公立の学童ではお弁当が必要になります。
さらに入学式や家庭訪問で平日に休まなければならないことが多いです。そのため小学校1年生の4月から新たに入職してしまうと、学校行事で休みを取得しなければいけなかったりお弁当の準備があったりとかなり大変になります。
例えば私の子供の小学校は、給食が始まったのが4月中旬でした。それまでは入学式までは学童保育になりますし、もちろん公立の学童であればお弁当もいります。4月に入ってから半月の間お弁当生活になるということです。
これが4月入職となると新しい職場で仕事を覚えなければならないため、かなり大変です。
そのため小学校に上がるタイミングで転職を考えるなら、保育園の年長さんの時期や小学校に入ってしばらくしてから転職をする方がスムーズに小学生を迎えられます。
子供も自分も初めての環境では心の余裕もなく親子共々疲れてしまわないように、小学生になるときは転職のタイミングを考えることをお勧めします。
転職を決めたワーママの転職活動スケジュール
では転職を決めたら次はどのようなスケジュールで転職活動をしていけばいいのでしょうか。以下は4月入職の場合の転職スケジュールになります。12月は転職を来年4月にしたいなら求人探しや職務経歴書作成を始めるタイミングになります。毎年1月〜2月が求人数が多く出るタイミングですので、一番転職しやすい時期といえます。
これは3月末で退職者や派遣社員の契約満了になることがあるため、4月の人員確保のため求人が出やすいと考えられます。そのため3月末に退職する予定で12月から求人探しや履歴書を書き始めるようにします。
同じく10月も求人数が多く出る時期ですので1月入社するには良いタイミングであるといえます。
なお、育休中で転職したいママの場合は4月1日入職は避けるべきです。なぜなら保育園入園は4月であるものの慣らし保育期間が2〜3週間必要であるからです。
初めは預かり時間は1時間から始まり、徐々に時間を増やしていきます。その後昼食が摂取できてお昼寝ができれば慣らし保育完了となります。
しかし、ご飯がなかなか進まない場合は慣らし保育が延長されることもあります。例えば私の保育園は0歳児は慣らし保育に3週間ほど必要でした。食事がなかなか進まなかったため、慣らし保育を延長となり会社に有給を申し出ているママもいました。
このように慣らし保育はゆとりを持って考えておかないと延長となった場合、入職早々に有給を取得しないといけないこともありますので注意が必要です。
例えば私の自治体では保育園入園から1ヶ月以内に仕事を開始しないといけないという条件があります。そのため4月入園の場合は5月1日復帰すれば問題ないです。
この条件は自治体によって違いがありますので、自分の住んでいる区役所で確認するといいです。また入職時期をずらせるかなど会社の面接時に確認することも必要です。
これは小学校入学についても同様で、入学式や懇談会・家庭訪問など4月は何かと行事があったり新しい環境で子供も不安定であったりするため転職のタイミングをずらした方がいいです。
このように4月入職は子供のタイミングにも合わせて転職を考えていくことが大切になります。
まとめ
転職を考えるとき必ず迷うのは転職をするタイミングになります。子供がまだ小さかったり妊活中であったりする場合、いつ転職をするのかがとても大切になります。
例えば私は結婚後に妊娠をしたかったため、育休や時短勤務がしっかり取得できる職場へ転職しました。まだ子供はいませんでしたので転職も特に悩まずに自分の条件だけを考えて転職ができました。
これが妊娠や子供を産んでからだと、子供の状態を考えて転職時期を考える必要があります。
そのため子供がいるママの転職は子供が保育園に慣れてからや、小学校になれるタイミングをみていくことが大切です。
自分の状況だけでなく、子供の状況と合わせて転職を考えていくことがママの転職のタイミングでは重要になります。
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