子育てをするとき、週5でフルタイムではなかなか子育てと両立できなかったり体力的に大変だったりします。また専業主婦から仕事復帰をするとき、ブランクがあるといきなり週5フルタイムはきついため週3で時短勤務から始めるママもいると思います。

ではこのとき週3で時短勤務ができる仕事は何があるのでしょうか。またそのような勤務で働くときどのような求人を探せばいいのでしょうか。

ここでは週3で時短勤務がしたいママはどのような仕事を探せばいいのか、その求人法も詳しく解説していきます。

週5フルタイムでは子育てと両立はしんどい!ママの理想は週3で時短勤務

週5フルタイムで子育てをしているママも多くいますが、正直、日数を減らすことができるなら減らしたいと考えている方はたくさんいます。まず週5フルタイムでは子育てと仕事の両立で精一杯となり自分の時間がありません。

例えば私は週5で時短勤務をしていますが、それでも育児をしていると自分の時間はほとんどありません。「自分の時間が欲しい」「子供の塾の送迎をしなければならない」といった理由で週3で時短勤務をしたいと考えるママもいます。

そのとき希望は週3で4時間勤務をしたいと思っても求人は限られてきてしまいます。では週3で時短がしたいママはどのような求人を探せばいいのでしょうか。例えば週3で時短勤務ができる仕事は以下になります。

  • 飲食業

ランチのピーク時のみの勤務やシフト制であるため時短でも働きやすい職種になります。人手不足もあり求人も比較的見つけやすいです。また未経験でも可能な場合が多いため、主婦の方もチャレンジしやすいです。

  • 小売店

スーパーのレジやコンビニなどになります。レジうちや在庫管理などが主な仕事です。シフトに融通が効きやすく未経験のママでも働きやすいです。飲食業と同様に未経験でも可能な求人が多くあります。

  • コールセンター

コールセンターは未経験でも応募可能であり給与も高めであることが多いです。最近ではリモートワークのコールセンターもあるため子育てと両立しやすいといえます。

また上記の求人でもなかなか見つけられない場合は「派遣」という働き方があります。派遣であれば週3で時短勤務を希望すれば条件にあった仕事を紹介してくれます。ただし派遣は更新期間があり、最長でも3年間しか同じ職場で働けません。

また派遣切りに合うリスクや契約を更新してもらえず3か月で契約が終了してしまい、また別の職場へいかなければならないといったことがありストレスに感じる方もいます。

そのため同じ職場で長く働いてゆくゆくは仕事量を増やしたいと考えているのであれば派遣よりもパートの方がいいでしょう。

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ネックは給料が安くなること!パート週3で4時間勤務の給与は?

週3で時短勤務をするとき、ネックになるのが給与面です。子供がまだ小さいと保育園や学童保育に預けないといけません。そのため保育園や学童の保育料も払わないといけないため働いているのに収入が思ったように増えないことがあります。

例えば時給1000円で4時間勤務の週3の場合

1000円×4時間=4000円/日

週3は月12日勤務なので

4000円×12日=48000円

ここからさらに保育園や学童保育料が引かれます。公立の学童ではおやつ込みで月に6000円になりますので48000円ー6000円=41000円になります。保育園は3歳以上は無償化になったものの給食費などは要りますし3歳未満は保育料が発生します。

その場合、学童には行かせず、3歳以上であれば子供が幼稚園や学校に行っている間だけ働こうと思っても、長期休みの子供の預け先に困ってしまいます。幼稚園は預かり保育があっても学童は長期休みのみ利用することはできないためです。

例えば私の知り合いのママは専業主婦でそろそろ働きたい意思はあったのですが、学童に入れずに働くことを考えており、結局長期休みに預け先がないため仕事をするのを諦めていました。

このように週3で働いても子供が低学年のときは学童に預けることになり結果的に収入が思ったよりもなかったということになってしまいます。

また保育園に預けた場合も週3の時短では損をする事態になりかねません。例えば週3で4時間で働く場合、保育時間は休憩時間を入れますので親の就労時間は

12日×5時間=60時間/月になります。

自治体によっては保育園に預けられる時間が「64時間以上」とされているところもあるため、保育園に預けられないこともあります。さらに「保育標準時間」は最長11時間預けることができますが、60時間では「育児短時間」となり最長8時間預けることになります。

保育短時間では、保育園にもよりますが例えば「8時から16時」や「9時から17時」の間と決められています。もしもお迎えに16時までに間に合わない時は延長料金が発生してしまい、保育料が割高になってしまいます。

このように保育園や学童に預ける時は決められた時間内になるべく長く働いた方がリターンは大きいですが、短く働くと逆に保育料が負担になることがあります。

週3勤務で時短は社会保険に入れるのか?

では次に、週3で時短勤務をした場合、勤務先で社会保険に入れるのかどうかについてです。社会保険に入るためには条件を満たしていることが必要になります。社会保険の加入条件は以下の通りです。

  • 労災保険
  • 雇用保険
  • 健康保険・年金保険・介護保険

労災保険

全ての労働者

雇用保険

31日以上継続して働いており1週間の所定労働時間が20時間以上であること

健康保険・年金保険・介護保険

1週間の所定労働時間が20時間以上

契約期間が1年以上

月額賃金が88000円以上

従業員数501人以上

これを満たしていると正社員・パート・アルバイトなど働き方は関係なく社会保険に加入することができます。このとき、週3で時短勤務になると1日7時間以上勤務しないと週20日以上にならないため社会保険に加入することはできません。

その場合どうなるかと言いますと家族の扶養に入ることになります。また扶養に入るには「年収106万円」と「年収130万円」という収入のボーダーラインがあります。

年収が106万円以上になると101人以上の会社であれば自ら国民健康保険・国民年金を支払うか勤務先の社会保険に加入することになります。保険料は年収106万円では15万円程度になります。

また年収130万円を超えるとすべての人が扶養から外れ自ら国民健康保険・国民年金を支払うか勤務先の社会保険に加入することになります。

このように社会保険は収入や勤務時間数によって加入が決まります。そのため社会保険に加入したければ就労時間に気をつけなければなりません。

ワーママ の週3時短の転職求人法

では次に週3で時短の求人はどのようなものがあるのでしょうか。時短正社員は「6時間勤務で週5日」や「週3勤務でフルタイム」の案件が多く週3で時短勤務であるとパートやアルバイト・派遣社員ということになります。

例えば以下は飲食業の求人になります。

このようにシフト制で週3で時短勤務が可能な求人です。働き方のよっては社会保険にも加入できます。また未経験でも可能な求人になりますのでチャレンジしやすい求人になります。

また以下はコールセンターの求人になります。

このように週3で時短勤務可能なコールセンターの仕事になります。コールセンターは週3で時短の求人多くありますので探してみるといいでしょう。また完全在宅になりますので子育てや家事との両立がしやすいです。

また例えば以下は派遣社員での週3時短勤務の求人です。

このように派遣社員であれば比較的事務職の求人が多くあります。しかし事務は経験者やスキルがあるかどうかで優遇されますのでパソコン操作ができることが重要になってきます。

まとめ

ママが子育てと両立するためにはフルタイムではきついと感じる方も多くいます。子供がまだ小さいと習い事にも送迎が必要ですし体力的にも時短勤務の方がいい場合があります。

ただし、週3で時短勤務の場合保育園に入りにくかったり保育短時間になってしまいお迎えに間に合わず延長料金を払わないといけなかったりとデメリットもあります。しかし子供が小さい時だけのことですし、ここから週4、週5に仕事量を増やしていくこともできます。

時短勤務に関しても5時間ではなく6時間にしてみるだけでも求人の幅は広がりますので、ママの条件を緩めてみることはいい求人を見つけるコツになります。