育休中、ふとしたときに思うことなありませんか。「あの職場、本当に戻れるかな…」と。


時短を使えるとはいえ、子どもが熱を出すたびに肩身が狭い思いをするのか、急に呼ばれたらどうしよう…など心配になるママは多くいます。

しかし、転職するにしても、給付金は?保育園は?と不安は山積みです。

ここでは、育休明けの給料・給付金・社会保険料について詳しく解説していきます。

育休明けの給料、時短にすると実際いくら減る?

まず、転職を考えるとき、最初に気になるのがお金のことではないでしょうか。

時短勤務(1日6時間)にすると、フルタイム比で給料は約7〜8割になることが多いです。

たとえば月給25万円の方なら、時短で約17〜20万円前後になるイメージです。

以下の表は時短勤務になった場合の手取り給料を表したものです。

ここに社会保険料や税金がかかるので、手取りはさらに変わります。

しかし、転職の場合、同じ時短条件でも給与水準が高い企業に移れば、実質的に収入アップも十分あり得ます。

「転職=収入ダウン」とは限らないのです。

復帰のタイミング、月初と月末でどっちが得?

社会保険料の免除は「月末時点で育休中であれば、その月は免除」というしくみです。

つまり、月末ではなく月初に復帰するほうが、免除期間を1ヶ月多く確保できてお得になります。

復帰日を調整できるなら、ぜひ会社に相談してみてください。

育休明けの仕事がきつい…本当の理由

復帰してみたら「想像以上につらかった」という声はとても多いです。

でもその「きつさ」、実は原因によって対策が全然違います。

① 時間のプレッシャー

お迎え時間が決まっているので、以前のように「残業で帳尻を合わせる」ができません。

時短で業務量だけそのままということもあります。

毎日時計との戦いになって、精神的にじわじわ削られていきます。

私も時短勤務をしていましたが、時間内に仕事が終わらず、15時終了のところ16時過ぎまで残ることもしばしばありました。

② 職場のギャップ

1年以上離れていると、チームも業務内容も変わっています。

「浦島太郎」状態で「以前できてたのに…」という焦りが重なると、自己嫌悪にもつながりやすいです。

③ 体力・睡眠不足

夜泣きが続いていたり、子どもの体調不良で睡眠が取れていなかったりと、体のコンディションが万全じゃないまま働くのは本当にしんどいです。

体力の問題は時間が解決してくれることも多いですが、職場環境の問題は時間では解決しません。

仕事が早く終わって帰宅してもすぐに家事という仕事がスタートするため体力的にもつらいです。

「きつい原因」を見極めることが大事です。


慣れ・体力の問題なら、3〜6ヶ月で落ち着くことが多いです。

しかし「職場の空気感・制度・理解のなさ」が原因なら、それは環境を変えないと根本的には改善しません。

後者であれば、転職が一番の解決策になるケースです。

時短勤務の権利と法律、ちゃんと知っておこう

時短勤務はいつまで使える?

育児・介護休業法により、3歳未満の子どもを育てる労働者は、1日6時間の短時間勤務を申請する権利があります。これは法律で定められたもので、会社は原則として断れません。

3歳以降については会社の就業規則次第になります。

「小学校入学まで」「小学3年まで」と独自に延長している会社も増えています。

例えば以下の求人です。

 

このように6歳まで時短勤務が利用できるため小学校に上がるまで時短勤務ができます。

この求人では15時ころ終業できるため保育園のお迎えも楽にいけますし、幼児期は何かと手がかかるため家事や子供の世話も余裕ができます。そのため、転職先を探すときは、ここを必ず確認しましょう。

転職先でも時短は使える?

法律上は「雇用された日から1年以上経過した労働者」が対象です

入社直後は対象外になることがあります。試用期間中の扱いも含めて、面接や入社前に確認しておくのが安心です。

💡 時短勤務補助金(企業側の制度)を交渉の武器に

「両立支援等助成金(育休復帰支援プラン)」など、育休明けの社員を時短で受け入れることで、会社が助成金をもらえる制度があります。

「会社にとってもメリットがある」という視点を持つと、時短交渉がしやすくなります。

育休明けの転職求人、どう探す?

求人を探すとき、「子育て中です」と最初に伝えることをためらう方も多いですが、実はむしろ最初に伝えたほうがミスマッチを防げます。

面接で隠して入社した結果「話が違う…」となるより、最初から条件をすり合わせられる会社を選んだほうがお互いのためです。

ワーママの転職、こんな企業を狙って

✓  「くるみん」「えるぼし」など子育て支援の国の認定を取得している

✓  女性管理職比率・育休取得率を公式サイトで公表している

✓  リモートワーク・フレックス制度が「実際に使われている」(口コミを確認)

✓  時短勤務の取得実績が具体的に出ている

✓  面接官が子育てについて自然に話せる雰囲気がある

 例えば以下のような求人です。

このように実際に求人に載っているおり、ミスマッチを防ぐためにも必ず自分の条件に合った企業を探すことをおすすめします。

転職のベストタイミングは?

育休明けに転職を考えたとき、
多くのママが悩むのが「いつ動くのが正解なの?」というタイミングです。

実は、転職活動を始める時期によって、

  • 求人の探しやすさ
  • 体力やメンタルの負担
  • 保育園との両立
  • 給料や制度面

まで大きく変わってきます。

「育休中に動くべき?」
「復帰してからのほうがいい?」
「生活が落ち着くまで待つべき?」

――どれにもメリット・デメリットがあります。

だからこそ大切なのは、
“今の自分と家族に合ったタイミング”を選ぶことです。

以下の表は育休中・復帰直後・復帰後半年以降、それぞれの特徴をわかりやすく解説したものです。

保育園の就労証明書のことを考えると、転職が決まったら新しい職場の証明書をすぐに準備できるよう保育園の担当窓口に確認しておくとスムーズです。

また、以下の表は「転職すべき?続けるべき?チェックリスト」になります。転職を真剣に考えるべきかどうか、チェックリストで確認してみてください.

3つ以上当てはまったなら、転職を真剣に検討する価値があります。

まずは求人を眺めるだけでも、自分の選択肢がどれくらいあるか見えてきます。

また、エージェントへの無料相談や求人サイトの閲覧から、情報収集を始めてみましょう。転職は「リセット」ではなく、育休という節目を活かした「キャリアの再設計」です。

 動くなら早めが有利

育休明け直後は実績・スキルが評価されやすく、企業側も「育休後でも意欲的に動いている」と好印象を持ちやすいです。「まだ早い」と思いながら先延ばしにするより、情報収集だけでも早めに始めることをおすすめします。

育休明けの転職、まず求人を見てみよう

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※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の法律・給付金の判断についてはハローワーク、社会保険労務士等の専門機関にご確認ください。

まとめ

転職は「逃げ」じゃなく、育休という節目を活かしたキャリアの再設計です。「まだ早いかな」と先延ばしにしがちですが、動くなら早いほど有利です。

ブランクが浅いうちのほうが企業の評価は高く、転職市場でも動きやすいです。

また、育休明けの転職を考える際は、給料や社会保険、時短勤務制度などの仕組みを理解したうえで、自分に合った働き方を見極めることが大切です。
復帰後の「仕事がきつい」と感じる原因が、一時的な体力や慣れの問題なのか、職場環境そのものにあるのかを整理することで、今後の選択がしやすくなります。
そして、子育て支援制度が整った企業を選ぶことで、仕事と育児の両立もしやすくなります。まずは求人を見て情報収集することから始めてみましょう。